バラード

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バラード

バラード(仏語:ballade)は、

1. 古いヨーロッパの詩形の一つ
2. 1.に由来する器楽曲の形式
3. 歌曲や歌謡曲のジャンルの呼称の一つ

また、「バラード」「○○のバラード」という題名の歌曲や歌謡曲も存在する。

19世紀には、フレデリック・ショパンによって、はじめて器楽曲の名称(またはジャンル名)に転用された。ショパンの作品は、古い歴史物語を詠んだ詩に基づいていることを暗示しており、この意味において、バラードよりバラッドとの結びつきが強い。その他の主要なバラードとその作曲家に、フランツ・リストの2つのピアノ曲、ヨハネス・ブラームスのいくつかのピアノ曲(作品10、作品118−3)、エドヴァルド・グリーグのピアノ曲(《ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード》作品24、《バラード風に》作品65-3)がある。ピョートル・チャイコフスキーの遺作の一つである交響的バラード《地方長官》作品78は、近年になって充実した筆致や創意の豊かさが見直されつつある。

ガブリエル・フォーレは、特定の文学作品を念頭におかずに《バラード 嬰ヘ長調》作品19をピアノ独奏用に作曲したが、あまりに難しすぎると言われたために、ピアノと管弦楽のための協奏的作品としての版も作った。後者はシャルル・ケクランやジェルメーヌ・タイユフェールの同名・同種の作品の手本となっている。

モーリス・ラヴェルの《夜のガスパール》は、バラード的な内容と、ピアノ・ソナタ風の構成を結びつけた組曲として注目に値する。

バラードは、エルネスト・ショーソンやアレクサンドル・スクリャービン、カロル・シマノフスキらの詩曲との関連も注目されてよい。

ピアノの初心者の間でヨハン・ブルグミュラーによる《バラード ハ短調》が親しまれている。日本では、かつては譚詩曲という訳語が使われたが、現在は一般的ではない。

クラシック音楽においては、ゲーテらの文豪が、フォーク・バラッドを模して創り出した、超自然主義的な文学的バラッドに曲づけされたドイツ・リートのことを主に指し、フランツ・シューベルトやカール・レーヴェによる《魔王》、クララ・シューマンによる《ローレライ》の例がある。またロマンティック・オペラにおいては、アリアの代用にされることもある。

どちらの場合も、音楽形式上の拘束はないものの、前者においては音楽における暗く激しい(しばしば不気味な)描写が、共通する様式として認められる。

バラード. (2007, 9月 7). Wikipedia, . Retrieved 05:53, 9月 20, 2007 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%89&oldid=14713147.