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オルタナティブ・ミュージック (alternative music) とは、現在の商業的な音楽や流行音楽とは一線を引き、時代の流れに捕われない普遍的なものを追い求める精神や、前衛的でアンダーグラウンドな精神を持つ音楽シーンのことである。しばしばロックの一ジャンルとして思われがちであるが、厳密にはジャンルではない。「alternative」とは英語で、通常「代わりの」「代用の」という意味であるが、「型にはまらない」という意味もある。本来は音楽的な特徴や性格をあらわす言葉としては使わないのが普通だが、この場合は後者の「型にはまらない」あるいは「既存のポップ・ミュージックの概念を打ち壊す」という意味で「alternative」が使われている。
オルタナティブ・ミュージックとは、ポップ・ミュージックの対義語として使用できるが、時代の流れやある種のメディアなどによって過剰に取り沙汰され、メインストリーム、いわゆる、ポップ・ミュージックになってしまうこともある。その場合、オルタナティブ・ミュージックではないと言える。このどちらか一方が上がっているとき、どちらかは下がっていて、それらが常に入れ替わりながら続いていく関係というのは、美術の概念でいう「現代美術」と「前衛美術」の関係に非常に類似している点がある。
このジャンルの一部には、歌詞を伝えるための音楽ではなく、音楽を作る素材の一部として歌詞を捉える傾向が有る。歌詞に全く意味のない場合もあり、歌詞カードを作らないアーティストもいる。一方、R.E.M.(中期以降)やレディオヘッドのように、作詞能力の高さに定評の有るバンドも多い。彼らの歌詞は、(特に9.11以降は)政治性・メッセージ性が強くなっている。ただ、文学性の高さから、良くも悪くも「分かりやすさ」に欠ける傾向は有る。グランジの代表格ニルヴァーナのカート・コバーンの歌詞は、一見ナンセンスなようだが、彼自身の苦悩の渾身の表現であった。また、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンの場合、歌詞は極めて政治的・直截的で、これが彼らの魅力の一つとなっていた。このように、歌詞に対するスタンスについて、オルタナティブ・ミュージック全体に共通する傾向を挙げることは難しいが、単純なラブ・ソング等、一般的なヒット曲に有りがちな題材とは、一線を画していると言える。
歌詞を重視しないタイプのアーティストの場合、ヴォーカルを音として捉えているせいか、簡単に加工する傾向にある。また、音楽性以外にもレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、フェイス・ノー・モアのような、奇抜・変態的なライブパフォーマンスを意図的に行い、話題豊富なバンドが多いのも特徴。 また機材としてはグランジと共に隆盛になったオルタナバンドのギタリストが好んで使用したギターはフェンダー社のジャガーやジャズマスター、ムスタングなどが挙げられる。
音楽に取り組む姿勢という点では、ロックに対する思い入れをストレートに表さないバンドも少なくない。ぺイヴメントは、やる気・情熱といったものを一切感じさせない脱力しきった演奏で注目された(本人達は「ライブはリハーサル」と発言していた)。ダイナソーJrは、演奏はともかくインタビュー等では、限りなく投げやりな態度をとることで知られていた。
オルタナティブ・ミュージック. (2007, 9月 14). Wikipedia, . Retrieved 14:21, 9月 17, 2007 from http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%AA%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%8A%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%83%E3%82%AF&oldid=14848663.